この風景はどこか見た風景

ここは退屈迎えに来て

ここは退屈迎えに来て

通勤中に読みました。





出てくる女の子の感情だったり風景だったりが凄く自分が今まで見てきたことにだぶってしまい色んな感情に溢れながら一気に読みました。私は広島から関西に出てきて住んでて東京に行くたびに東京に強烈な憧れを持ってる人間なので。

色んな女の子の話が詰ってるのですが全部に登場するのは椎名という高校時代所謂派手なグループに属し色んな女子が憧れていた男で、その彼が年を重ねるごとに当時の輝きを失っていってるのが凄くリアルだなあと思いました。
中学の同窓会に参加した際、当時かっこいいなあと思ってた男の子が今見ると全く魅力的ではなかった、そのことを凄く思い出しました。この本で一番リアルな存在は間違いなく椎名。